Overview概 要

量子物理工学とは?

量子物理はこの世界の根本となる“基礎粒子”の世界を理解する最先端の学問です。2021年度新設の九州大学工学部量子物理工学科と大学院工学府量子物理工学専攻は、量子が持つ機能を物理学の立場で使いこなし、新しい工学・技術を開拓する挑戦的な若者を育てたい、という情熱を基に作られました。

近代物理学の新しい学問体系である量子力学と相対性理論の出現はそれまでの物質や時間・空間に対する認識を一新させました。これにより、“基礎粒子”である原子核、電子、原子、分子などのミクロな実体から、その集合体である物質、さらには宇宙という巨大な世界までを体系的に理解できるようになりました。

同時に、この学問体系は半導体や超伝導体などの開発、加速器や電子顕微鏡を用いた先端計測、放射線・粒子線を用いた医療応用、原子力や核融合などのエネルギー開発といった様々な技術の基盤となり、我々の生活を豊かにしてきました。これからも、スマート社会を支える高度な情報処理技術やデバイス、医療や先端研究で用いる高感度センサー、将来のエネルギ一源、環境保全の基盤技術など、量子物理は最先端の技術創成に欠くことができません。

量子物理という新しい学問で未来の工学分野を創造するのは君達です。是非この本学科・本専攻で学び、成長し、新しい時代を切り開く人材として大きく羽ばたいてください。

量子物理工学とは?
量子【Quantum】

量子【Quantum】

光は粒子としての性質(粒子性)と波としての性質(波動性)を併せ持っています。

こうした粒子性と波動性の両方を併せ持つ非常に小さな特殊な物質のことを量子と呼び、量子の持つ最小のエネルギー単位をエネルギー量子と呼びます。

電子、X線、中性子、さらにミューオンやクオークなどの素粒子も量子です。
高いエネルギーを持った量子の束は量子ビーム(または量子線)と呼ばれ、現代物理学の研究に欠かせないものとなっています。

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